human traffic
普段よく考えること。
この間、地下鉄乗ってたら、明らかに挙動不審、 と言うか、いわゆる発達障害、と思しき中年の女性が乗ってきていました。 その方がちょっとフラフラしてたのと、眼が泳いでたので、 最初は何気なく視線をそちらに向けていたんですが、 なんだか目が合ったらいけないような気がして、すぐに目を逸らしてしまいました。 若干俯いたまま、考えた。 「あれ?俺なんで目を合わせたらいけない、って思ったんだ?」 「これって、あの人が挙動不審だから?自分と違うから?それが怖いからか?」 「いや、でも、人をジロジロ見てる方がおかしいだろ」 「って、こうやって考えてる時点で、俺はあの人を勝手に差別しているのか…?」 「だとしたら、最初に視線を投げてしまった時点で、もう俺は差別意識を持ってたってことか…最低やな…」 「ていうかそもそも、あの人のことを何も知りもしないのに、こんなことを考えること自体おかしいよな」 「おい、またこうやって、同情的なこと考えるのも、差別意識の現われか?」 …という、抜け出すことの出来ない思考スパイラルに陥ったまま、 地下鉄は目的の駅に着きました。 こういう時は大体何らかの納得をつけて保留してしまうんですがね…。 人間(っていうか俺)の意識って、そう簡単には変わらない。そして怖い。 そう思わざるを得ないときが、こんな風に、たまにあります。
by akg_flashback
| 2006-01-27 12:47
| 雑記
|
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
リンク
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||